メタトレーダー(MetaTrader)とはロシアのMetaQuotesSoftware社(メタクォーツ社)によって開発された高機能FXトレード用ソフトウェアです。EA(ExpertAdviser)というストラテジーを使えば誰でも自動売買を簡単にできるようになります。まずはメタトレーダーが使える海外FX業者を下記の一覧表から、使いやすさや各社の取引環境を見比べてみましょう。
◆メタトレーダー取扱い海外FX業者一覧
FX取引会社名 | 総合評価(5点満点) | 概要 |
XM(XE Markets)![]() |
![]() 評価:5.0 |
MT4にて複数の取引アカウントの管理ができるので使いやすい! |
LAND FX![]() |
![]() 評価:5.0 |
世界で名高いMetaTrader4、MetaTrader5ともに提供! |
そもそもメタトレーダーとは?
FXをはじめる際、多くの方はとりあえず口座を開設した業者のチャートを用いていることと思います。
しかし、FX会社が会社独自のツールを提供するというスタイルは、世界規模で見てみると特殊な例であるようです。海外の多くのFX会社では、トレードツールにメタトレーダーを採用しているばかりか、発注・決済もメタトレーダーから直接行うのが一般的です。
こうした世界の事情は、日本のように自社で独自にトレードツールを開発したものよりも、メタトレーダーのほうが圧倒的に高性能であるためでしょう。
<メタトレーダーの特徴>
・無料で利用できる
・超高機能なチャートソフトである
・プログラミングが出来れば自分だけのオリジナル指標が作成可能
・世界中のユーザーが独自に開発したテクニカル指標・自動売買システムがたくさん提供されている
・システムの検証が出来るバックテスト機能がある
・自動売買にも対応している
超高機能なチャートソフトである
メタトレーダーをチャートソフトとして見たとき、その機能性はどのFX会社のものと比較しても圧倒的に優れているといえます。
メタトレーダーではデフォルトで20種類以上のテクニカル指標が用意されています。多くのトレーダーが使用しているテクニカル指標である、トレンドライン、ボリンジャーバンド、MACD、RSI、ストキャスティクス、フィボナッチなど、大抵のものは初期状態で提供されています。
しかも、これら2つ以上の指標は同時に表示することが出来ます。
また「トレンドラインが思うように引けない」「RSIやストキャスが使えない」などといったよくありがちな不満もメタトレーダーを使えば全て問題なく解決できます。
さらには、チャートの描画が非常に速いという点もうれしい特徴です。( FX会社が提供するチャートソフトのスピードに、遅くて苛立ちを覚えたという経験のある方は少なくないでしょう。
数秒、数分単位で決済していくスキャルピングを主な取引スタイルとしている方にとって、メタトレーダーでのリアルタイムのチャート表示はなおさら便利に感じることでしょう。
自分だけのオリジナル指標や自動売買システムが作成可能
プログラミングが出来る方なら自分だけのオリジナルのテクニカル指標や、自動売買プログラム(EA=Expert Advisor)を作成することが出来ます。
また、世界中のユーザーが独自に作成したインディケーターやEAが公開されているので、プログラミングが出来ない方でもそれらを簡単に利用することが可能です。
◆メタトレーダー最大のメリット
ここ数年、FXに対する世間の認知は急速に進み、それにともないFX業者も急増してきました。上記したように、日本のFX会社では各社独自のツールを提供するといったスタイルが一般的です。
そのため各社で提供されるツールにはよくいえば特色ともいえますが、悪くいえば違いがありすぎ、より条件の良いFX会社を利用しようと業者を変更しようとすると、新しいツールをあらためて覚えなおさなければならないという問題が発生します。
これはなかなか面倒なことです。
しかし、チャートツールをメタトレーダーにしておけば、このように業者を変更してもトレード環境が一変してからの労力を省くことができます。
どのような環境であってもチャート分析はメタトレーダーで統一できる、これがメタトレーダーの最大のメリットといっていいかもしれません。
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